疲労強度に関しては、海洋構造物などの腐食疲労寿命の改善法および疲労き裂により損傷した溶接部の補修後の処理法としての、グラインダー処理とハンマーピーニングの効果について検討した研究が発表された。特に、ピーニングによる冷間加工とカソード防食が重畳された場合の影響についてもデーターが示された。内容的には溶接構造物の延命技術とも深くかかわっており、興味深い講演であった。
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